FXスワップ運用記

為替11年目。トルコリラ、ランド、ペソの複利運用で、自分年金が作れるか実践中。運用開始1100日、日額スワップ約6000円、累計スワップポイント350万。


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スワップ運用中に想定されるリスク

 今回の記事では、リスクの種類について考えてみたいと思います。

一般的にハイリスクと言われるFXの中でもとりわけリスクが高いとされ、相場の肥やしと呼ばれているのが、当ブログでも実践中のスワップ運用です。

リスクのかたまりともいえるこの運用方法には、どのくらいのリスクがあるのでしょうか。どういった行動をとればリスクが高まり、どう対処すればリスクを下げられるのでしょうか。そもそも運用開始の時点ではリスクは全く無いのか、潜在的にかなりのリスクを内包しているのか。まずどこからどこまでをリスクと考えるのか。

まずは当たり前の話になってしまうかも知れませんが、リスクがどのくらい多いのか、想定されるリスクを把握しておく必要がありそうです。

 想定されるリスク

 

スワップ運用のリスクを理解するために、まず個人でコントロールできない外部要因によるリスクと、コントロールできる内部要因によるリスクに分けてみます。

外部要因(コントロール不可能)によるリスク

スワップポイントの減少 

スワップの上下は短期的にはそこまでの影響はありませんが、中長期的には運用そのものを台無しにするリスクをはらんでいます。豪ドルやポンドを例にとればすぐに理解できることだと思います。2008年以前には150~200円付いていたものが数年で50円以下まで下がれば、スワップのメリットは失われ、為替リスクだけが残ってしまいます。

政治的な混乱

 新興国では政治体制が不安定なことも多く、通貨安を招きます。これは結局、遠い日本からは本当のことがわからないので、運の要素が強くなってしまいます。

マーケットのリスクオフ 

リスク資産の筆頭格として、リスクオフの局面では真っ先に売られることが多いです。始まれば一気に下げますが、ダマシも多く、その問題がどのくらい深刻なのかを判断できるかどうかが運用結果を左右します。

通貨の取り扱い停止

 滅多にありませんが、個人ではどうにもできないことの1つです。国家財政が不安定になり、デフォルトの可能性が高まった場合に起こります。

 

内部要因(コントロール可能)によるリスク

レバレッジが高い

 始めはみんな低レバレッジで運用しようと思っています。でも進めていくに連れ、色んな理由でレバレッジが上がっていってしまいます。スワップ運用のリスクの大部分がこれに起因します。

オーバートレード

 スワップ運用をしているつもりで、値上がり益のほうに期待し始めたら要注意です。FXではよく「スワップはおまけだと考える」と言われますが、スワップ運用では逆です。為替差益はおまけだと思っていないと、リスクが上がります。

感情的な性格

 すぐ感情的になるタイプの人は、そもそもスワップ運用なんてやらないとは思います。でも自分が冷静だと思っている人も、トレードで予想外のことが起こると感情的になってしまうことはあります。自分が気づいていない分、リスクは高くなるでしょう。

家庭の事情

 トレードのことで頭がいっぱいになると、家族のことを後回しにしてしまうことがあるかもしれません。本人はそれどころじゃないと思いますが、家族は気づいているので、家庭のバランスが崩れるとしたら、それもリスクを高めるはずです。

まとめ

 スワップ運用中に想定されるリスクには、コントロール可能なものと不可能なものがあり、それぞれに目をくばっておく必要があります。どこか1つ突き抜けるのではなく、全体のバランスを取りながら正攻法で進めていくのが正解な気がしています。

リスクごとの対処法については、これから記事を作ろうと思っています。 

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