通貨ペアを選ぶときに考えておきたいこと
では次は通貨ペアを選びましょう。
これに関しては、最適な1つの答えはありませんが、
「自分に必要なリターンはどのくらいか?」
を考えるうちに、自然と決まってくるでしょう。
自分のように、1から年金を作ろうとしていれば、大きなリターンが必要になるし、
厚生年金が受け取れる予定で、補助的にスワップポイントを使おうとしている方は、そう大きなリターンは必要ないでしょう。
大きなリターンが必要なら、混沌渦巻く南アフリカ、トルコ、ブラジル、ロシア 等々。
必要でない方は、オーストラリア、ニュージーランド、ドル、ポンド(今の金利ではちょっと)、等々。
相手通貨は円で問題ないでしょう。人口減では、需要が増えず、金利は低いままでしょう。
もちろん、移民を自由に受け入れ始めた場合は、話が変わってきますが。
では、まず豪ドル円月足を見てみます。
為替の中では抜群の安定感ですね。高値と安値がかなりはっきりしています。
55円から105円のレンジを頭に置いておけば、負けない口座が作れそうです。
NZドルもほとんど同じ動きです。位置的にも隣だし、共にユニオンジャックの一味ですので。
国力には差があるでしょう。
人口も国土も数倍の開きがあります。
なので、動きが同じなら、国力の高い国の通貨のほうが、安心感があるでしょう。
では、ランド円です。
めちゃめちゃ不安定です。底のメドもつきません。
これが世に言う、永遠に減価する通貨、というやつでしょうか。
通貨が無くなる可能性も否定できません。
政治的にも不安定です。
かろうじて国がまとまってるのがロシアとトルコでしょうか。
南アフリカとブラジルは・・・国を良くしていこうという気概が、遠い日本には届いてきません。
こういった膨大なリスクと引き換えに、高いリターンを得ることになります。
取引しているうちに、相性のいい通貨、自分の性格にあった通貨も出てくると思うので、
通貨ペアを1つに絞る必要はないでしょう。
ただ、少ない資金をあちこちの口座に分けるのは、あまりいい考えとは思いません。
では次は、安全なポジションの取り方とはどういうものか、考えてみます。
参考:スワップ派のポジションの取り方とは?