FXスワップ運用記

為替11年目。トルコリラ、ランド、ペソの複利運用で、自分年金が作れるか実践中。運用開始1100日、日額スワップ約6000円、累計スワップポイント350万。


お金の教養講座

通貨ペアを選ぶときに考えておきたいこと

では次は通貨ペアを選びましょう。

これに関しては、最適な1つの答えはありませんが、

「自分に必要なリターンはどのくらいか?」

を考えるうちに、自然と決まってくるでしょう。


自分のように、1から年金を作ろうとしていれば、大きなリターンが必要になるし、

厚生年金が受け取れる予定で、補助的にスワップポイントを使おうとしている方は、そう大きなリターンは必要ないでしょう。


大きなリターンが必要なら、混沌渦巻く南アフリカ、トルコ、ブラジル、ロシア 等々。

必要でない方は、オーストラリア、ニュージーランド、ドル、ポンド(今の金利ではちょっと)、等々。

相手通貨は円で問題ないでしょう。人口減では、需要が増えず、金利は低いままでしょう。

もちろん、移民を自由に受け入れ始めた場合は、話が変わってきますが。



では、まず豪ドル円月足を見てみます。


1豪ドル円 月足

為替の中では抜群の安定感ですね。高値と安値がかなりはっきりしています。

55円から105円のレンジを頭に置いておけば、負けない口座が作れそうです。

NZドルもほとんど同じ動きです。位置的にも隣だし、共にユニオンジャックの一味ですので。

国力には差があるでしょう。

人口も国土も数倍の開きがあります。

なので、動きが同じなら、国力の高い国の通貨のほうが、安心感があるでしょう。





では、ランド円です。

ランド円 月足1


めちゃめちゃ不安定です。底のメドもつきません。

これが世に言う、永遠に減価する通貨、というやつでしょうか。

通貨が無くなる可能性も否定できません。

政治的にも不安定です。

かろうじて国がまとまってるのがロシアとトルコでしょうか。

南アフリカとブラジルは・・・国を良くしていこうという気概が、遠い日本には届いてきません。

こういった膨大なリスクと引き換えに、高いリターンを得ることになります。



取引しているうちに、相性のいい通貨、自分の性格にあった通貨も出てくると思うので、

通貨ペアを1つに絞る必要はないでしょう。

ただ、少ない資金をあちこちの口座に分けるのは、あまりいい考えとは思いません。


では次は、安全なポジションの取り方とはどういうものか、考えてみます。

     

          参考:スワップ派のポジションの取り方とは?