ドルインデックスは下落継続 - 新興国通貨は上昇か
下のチャートはドル指数の日足で、200日移動平均が黒線です。
以前の記事でも何回か書いたとおり、ドルは弱気です。
このまま200日線を上回ることがなければ、弱気継続と見ていいと思います。
スワップ派にとって問題なのは、ドルの下落に連れて、ドルリラ、ドルランドも下落するかということです。
現在はリスクオンと言われ、特に株価は高値が続いていますが、
新興国通貨は、と言うと、そうでもありません。今までのように、最安値を更新するような状況が止まっただけで、
ショートカバーが終わったに過ぎないように見えます。
前回、03~07年のような資金流入は、起こっていないのです。
もし、この時点で、この価格帯で、相当な資金流入が起こっているのなら、
新興国通貨には投資妙味は無くなったと言うしかありません。
今後ドルが下値を打ち続けても、リラ、ランドが上がらないとすれば、
何か別の、FXとは関係ないような、まだ多くの人が気づいてないような理由で、
上がらないということなので、注意が必要になると思います。
現在ドルリラがどう動いているかというと、ドル指数が下げているほどには下げていないようです。
上げ止まってはいますが、下げに転じたとは言えない状況です。
あまり乖離するようだと不自然なので、できれば同時に動いて欲しいですが、
乖離が広がっていくようだと、新興国以外の通貨も考える必要が出てくるかもしれません。
例えば豪ドルなどは、もはやスワップ投資対象とは言えませんが、ドルと同期しているようです。
今は金利差はほぼないので、資金を移すことはできませんが、ドルと同期しているという事実だけでも、トレードの根拠にはなれると思います。
引き続きドルを監視して、記事にしていくつもりです。
素直に上昇しなくても、スワップ派は保ち合いが続くだけで利益が出せるので、
他のトレーダーより有利です。